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取扱注意事項

汚れ落とし溶剤による変色トラブルについて

アジア地区で使用されているフッ素イオンを大量に含む汚れ落とし用溶剤による変色トラブルが後を絶ちません。
これまでの事例から、変色の原因になった溶剤には、フッ化水素(強酸)、硫酸、有機酸等が含まれており、
スライダー、金属上下止、開具の変色・腐食
ビスロン(R)ファスナーの樹脂部分の脱色
などの発生の原因となります。

製品生地に溶剤を使用する事で、直接的・間接的或いは残留によってファスナーの品質に影響を及ぼします。特に淡色生地商品での事例が多く発生しております。
又、市販されているフッ素系溶剤のほかにも、強酸である食酢に洗剤を混ぜたり、オリジナルな手法で調合された汚れ落とし剤が使用されている事例もあり、注意が必要です。
上記内容をご理解いただき、縫製工場に対して腐食物質を含まない適正な汚れ落とし剤使用のご指導をいただきますようお願いいたします。
汚れ落とし剤の適性につきご不明な点がございましたら、弊社営業担当者にご相談下さい。


ファスナー使用上の注意:アルミ合金ファスナー

アルミ合金ファスナーはアパレル・鞄分野をはじめとして多岐にわたる分野でお使いいただいております。ご使用いただく状況にもよりますが、アルミファスナーの特性を十分にご理解していただき、適切なご使用をお願い申しあげます。

アルミの特性
アルミ合金ファスナーはアルミの“軽さ”を活かしたファスナーです。しかし一方においては、水・温湿度の影響を受けやすく、また、衝撃・摩擦・酸・アルカリに弱い金属です。ゆえに、ジーンズなどの洗い処理や後染めはできません。

アルミのムシ痩せ
ジャケットやパンツの仕上げ工程において洗いをかける商品が非常に多くなってきております。アルミはアルカリに弱く、強アルカリ溶剤を使用されますと、ファスナーのエレメント(ムシ)を溶かしてしまうという事故が報告されております。メタ硅酸ソーダ等を使用される際は十分ご注意ください。また、使用後はすみやかに洗浄を行なってください。

【対策】
・酸および強アルカリ溶剤を使用しますとアルミファスナー破損の原因になります。
・洗い工程では水を十分に張った状態で溶剤を投入し撹拌した後、衣類を投入して下さい。
・溶剤使用後は速やかに洗浄し、溶剤を完全に洗い流してください。


アルミファスナーの汚れ

アルミは摩擦に弱いため、ファスナーの開閉によってエレメント(ムシ)が削れ、アルミの粉が生地を汚す場合があります。ファスナー開閉時に起きる、エレメント(ムシ)とスライダーの摩擦を軽くするため、パラフィンを塗布しております。このパラフィンにアルミの微粉やほこりが付着し、生地を汚す事故が報告されています。淡色系生地にアルミファスナーをご使用になる際は十分ご注意ください。

【対策】
・アルミファスナーの保管や縫製時には、ほこりが付かないようお願いいたします。
・包装の際はファスナーが生地に直接触れないよう合紙を挟んでください。
この汚れは洗剤等で水洗いすることにより、ある程度除去できます。

エレメントの摩耗
アルミファスナーは摩擦に弱いため、DA・DP等亜鉛合金スライダーによるファスナー開閉でもエレメント(ムシ)が削れます。特にGAスライダー等銅合金スライダーとの併用はできませんのでご注意ください。ファスナー破損の原因となります。また、パンツ等耐久性を要する用途には、アルミ表面にアルマイト処理を施し耐久性をアップした"YAN"という商品をご用意しておりますが、ご使用に際しましては十分事前テストをお願い申し上げます。